陶芸家 三浦ナオコさんから伺ったお話を、記事にしてお届けしています。
実は飽き性で、陶芸以外は続かなかったそう。
後半は、そんな三浦さんがずっとつくっている白磁と、少し前からつくり始めた器のことをお届けします。(前半はこちら。)
三浦さんとお会いして、9年近く。
新しい形や色の器も増えていますが、白磁の器はずっとつくられています。
はじめてお会いしたクラフトフェアの写真を見返すと、今もつくられているアイテムが。
「飽き性なので、違うものも作りたくなります。最近は小さい壺をつくりました。
お店からリクエストをいただく型ものだったり、焼き上がって、
これいいなと思う瞬間があるものはずっとつくっていて。
今も続けているものは、自分でも気に入っているんだと思います。
白磁はずっと好きです。
ガラス質の釉薬と磁器の重なりがあって、表情が豊かなのも、飽きない理由かもしれません。」
型に土を入れて成形する型ものは、制作というより作業になりがちで、飽きちゃうこともあるんですけど、お客さんに喜んでいただけるので、ちょっとした使命感もあります、と笑って話してくれました。
届けていただいた、水色の器・艶のある黒が印象的なカップは、質感と合わせて、とても素敵な色味。
「古いデルフト(オランダのメーカー)の器に、青っぽい白をしたものがあって、
いいなあと思って、水色をつくるようになりました。
白黒掛けわけの器は、プロダクトじゃないツヤにこだわっています。
色で個性的に見えるから、普段よりシンプルな形と合わせたりしているんです。」
感じよく作れた普段の料理、友達が来てくれる日、和洋食とも似合う頼もしさから、すぐに一枚取り出します。持ってみると気軽に使えるしっかり感は、使い勝手を考えながらつくっているからこそ。
料理を盛り付けると褒められることも多い、八角皿。集まりの時に重宝します。
頼りになるベーシックなプレート、おやつに美しさを添える小皿、欲しかったバランスの箸置き、華奢な持ち手にときめくカップ。食卓にあると、いいなと感じる瞬間がきっと増えるはず。
今週末、REFACTORY antiquesにお持ちします。
どうぞ、お待ちしています。
12/9(土) 10:00~17:00 REFACTORY antiques
三浦ナオコさんの器をお持ちします。パンやお花の販売、革小物のオーダー、お家相談も。
ぜひお立ち寄りください。
三浦ナオコさん @miuranaoko___
北海道生まれ。多治見意匠研究所を卒業後、岐阜県多治見市にあるstudio MAVOにて作陶
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